The Haunting of Hill House(ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス)/ホラーでありながら家族愛:ネタバレなし感想

ドラマ

Netflixオリジナル作品。「ドクター・スリープ」の監督を務めたマイク・フラナガンの作品です。

ざくっとあらすじ

5人の兄弟姉妹が幼少期に過ごした屋敷、ヒルハウス

ここで数々の不可解な現象を目の当たりにし、大人になった今も彼らを悩ませている。】

配信時期

2018年

・監督
マイク・フラナガン

・キャスト
ヒュー・クレイン / ヘンリー・トーマス
オリビア・クレイン / カーラ・グギノ
スティーブン・クレイン / ミキール・ハースマン (幼少期)バクストン・シングルトン
シャーリー・クレイン / エリザベス・リーサー (幼少期)ルールー・ウィルソン
ルーク・クレイン / オリヴァー・ジャクソン=コーエン (幼少期)ジュリアン・ヒリアード
テオドラ・クレイン /ケイト・シーゲル (幼少期)マッケナ・グレイス
ネル・クレイン / ヴィクトリア・ペドレッティ (幼少期)ヴァイオレット・マックグロー

個人的感想

キャスト

監督は上記にもあります、マイク・フラナガン。

そしてパパ=ヒューを演じたのが映画「E.T」でエリオットを演じたヘンリー・トーマス。次女=テオを演じたのがケイト・シーゲルなのですが、なんとマイク・フラナガンの奥様です。

ホラーなので観るのをためらってずっとマイリストに入れてあったのですが、べネヴィエント邸をクリアした私なら観られるはずです。

怖いけど濃厚

1人1人のエピソードを1話ずつそれぞれの視点で展開しながら伏線を散りばめ、現在と過去を行ったり来たりする形式で進行。

抱えるトラウマや現在の状況を語りながら、話が進むごとにあの人からの視点とこの人からの視点が繋がる見せ方や撮り方が秀逸です。

舞台が屋敷なだけでもう怖いので、始終薄目にしないと観られませんでした。屋敷で幽霊で家に食われるなんてまるでシャイニング。

リトルナイトメアのノッポ男が現実的な姿でやってきたみたいなハットのおじさんがすごく怖かったです。それ以外のビックリ演出も幽霊も漏れなく全部怖かったのですけどね。

それでも内容が濃厚で、1話観たらもう1話と止まらなくなるくらいに引き込まれます。

私がホラーに弱すぎるだけで、怖さとしては物足りないという意見もたくさんあります。なので実はそこまで怖くないのかもしれません。

してやられる

子ども達を守るために真実を語らないパパ。ネルとルークが可哀想すぎましたが、もっと可哀想な子もいる鬱展開。

家族愛がテーマだと思います。家族といえどもその在り方の難しさなどを考えさせられました。

散りばめられた伏線の回収が見事で、とてもスッキリします。首折れ女やアビゲイル、赤い部屋、ママの真実は衝撃でした。

5つの死の受容

5人の兄弟姉妹は5つの死の受容を映し出しているんだそうです。

長男:スティーブン「否定」
長女:シャーリー「怒り」
次女:テオ「引取」
次男:ルーク「抑うつ」
三女:ネル「受容」

そう言われるとそれぞれそれらしき性格をしておりました。

スティーブンは唯一霊を見なかったし、シャーリーはブチキレまくっていたし、テオは触れることでわかるし、ルークはジャンキーになっちゃいましたし、ネルはそれこそ受容していました。

〆る

基本的に評価は高めですが、人によってはいまいちなど賛否両論あります。

散々ビビり散らかしましたがヒューマンドラマでした。個人的にはとても好きなドラマです。

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