ヒルハウスよりも閉鎖的空間でドラマが繰り広げられるブライマナー。ヒルハウスに出演していたキャストが数人引き続き出演しておりますが、ヒルハウスの続編ではなく全然別のお話です。すっかりファンになってしまいました、ヴィクトリア・ペドレッティが主演。マイク・フラナガンが担当したのは1話目のみ。
ざくっとあらすじ
【教師をしているアメリカ人のダニだが、両親を亡くしたマイルズとフローラ2人兄妹の世話係としてロンドンの古い館に住み込みで働くことになる。
最初は順調に思えた新生活だが、戦慄の事態に巻き込まれていく。】
配信時期
Netflix 2020年10月9日
・キャスト
ダニ / ヴィクトリア・ペドレッティ
マイルズ / ベンジャミン・エヴァン・エインズワース
フローラ / アメリー・ビー・スミス
ヘンリー / ヘンリー・トーマス
ジェイミー / アメリア・イヴ
ハナ / タニア・ミラー
オーウェン / ラフル・コーリ
ピーター / オリヴァー・ジャクソン=コーエン
レベッカ / タヒラ・シャリフ
ヴァイオラ / ケイト・シーゲル
個人的感想
怖いラブストーリー
これもまた私が怖がりすぎてるだけなのかもしれませんが、怖いです。
特大の屋敷。幽霊もいるし、特にしつこく現れる土萠ほたるのパパ並みに光るメガネには何度もビックリしました。
ですが、終わってみるとホラー3割くらいの愛の物語です。
演技力に脱帽です
マイルズを演じるベンジャミン・エヴァン・エインズワースの演技力が半端ない。
マイルズは時々人格が変わっちゃうのですが、本当に人格変わっちゃっててスゴすぎました。2008年生まれだそうで、ブライマナー出演時は12歳。12歳です。
フローラを演じるアメリー・ビー・スミスはブライマナー出演時は9歳。
海外の子役は天才しかいないのかな。
みんな切ない
登場人物のほとんどが誰かしらを亡くしていて、みんな可哀想。おいていかれるのって本当に辛いですよね。
今作もまた愛が飛び交っています。家族愛に留まらず、多方面です。ですが全部切なくて心臓が痛いです。
それぞれの人物の話が掘り下げられ、屋敷の呪いのルーツまでもが掘り下げられます。
みんな切ないですが、ハナが可哀想すぎた。多分そうなんだろうなと思いながら観ていて、本当にそうだったのですが、いつからだったのかを知った時の衝撃は大変でした。
ジェイミーがかっこいいです。あんなかっこいい女性他にいるかなレベルでかっこいい。
本気なのかそこまででもないのかが最初のうちはわかりにくかったのですが、話が進行するほどにジェイミーからも愛が見てとれます。それだけに胸が引きちぎられる思いになる。
登場人物のほとんどが様々な魅力を持っているのでみんなに感情移入してしまいますが、ピーターだけはどこまでもダメでした。レベッカはいい女なのに、こんな悪い男に引っ掛かってしまったが故に可哀想でしたね。
見せ方が秀逸
ヒルハウス同様に今作も見入ってしまう作品でした。
序盤の不気味悪さとか急に幽霊とかビックリさせてくるのとかと違う怖さもあり、これからどう展開されていくのか気になる作り方です。
ちょっとそのくだり長くねって思う話もありましたが、謎が解ける時の衝撃たるや。
オープニングで人の顔が消えていくのも光るメガネも、そういうことなんだと。
物語はとても丁寧に描かれていて、こんなの泣くでしょっていうシーンも用意されております。
最後の最期まで観賞したらきっと1話目をもう1度観たくなることでしょう。
〆る
ヒルハウス同様、ガッツリホラーを期待するとガッカリします。ホラー要素は今作の方が優しめですが、私くらいのレベルになると怖いものは怖いので怖いです。
続き物ではないですが、新たにホーンティングシリーズが制作されるのであれば観たいシリーズです。