コロナが世界を震撼させた時期、休校が相次ぎずっとお家時間。ITを観てフィン・ウルフハードにハマった私は、いよいよ話題のデモゴルゴンを観ることにしました。
ざくっとあらすじ
【1983年11月、インディアナ州の田舎町ホーキンス。
マイク、ウィル、ダスティン、ルーカス。マイクの家に集まり、D&D(ダンジョンズ&ドラゴンズ)で遊んでいた。その帰り道で「何か」に遭遇したウィルが失踪したことを皮切りに、家族、友人、地元警察が不可解な事件に巻き込まれていく。
「研究所」から逃げてきた超能力を使う少女イレブンと出会い、子供達は「裏側の世界」から来る脅威と対峙することになる。】
放送期間
シーズン1
2016年7月15日~
シーズン2
2017年10月27日~
シーズン3
2019年7月4日~
シーズン4
Vol.1 2022年5月27日
Vol.2 2022年7月1日
・キャスト
マイク・ウィーラー / フィン・ウルフハード
イレブン(エル) / ミリー・ボビー・ブラウン
ダスティン・ヘンダーソン / ゲイテン・マタラッツォ
ルーカス・シンクレア / ケイレブ・マクラフリン
ウィル・バイヤーズ / ノア・シュナップ
マックス・メイフィールド / セイディー・シンク
ナンシー・ウィーラー / ナタリア・ダイアー
ジョナサン・バイヤーズ / チャーリー・ヒートン
スティーブ・ハリントン / ジョー・キーリー
ロビン・バックリー / マヤ・ホーク
エリカ・シンクレア / プリア・ファーガソン
ジョイス・バイヤーズ / ウィノナ・ライダー
ジム・ホッパー / デヴィッド・ハーバー
マレー・バウマン / ブレット・ゲルマン
ヘンリー・クリール / ジェイミー・キャンベル・バウアー
マーティン・ブレンナー / マシュー・モディーン
個人的感想
さすが話題なだけある
想像以上にハマって大変です。世界観、雰囲気、テンポ、内容、キャスト全部が素晴らしく、続きが気になって仕方ないことになります。
やっぱり1番面白いのはシーズン1かもしれない。まだ何が起こるのかもわからず、ワクワクしながら観られますしね。とはいえシーズン毎にヴィランが変わり、展開も全く同じにはならないので結局のところ全シーズン楽しく観られます。
ところがシーズン4で個人的に衝撃展開を迎えてしまいました。ファイナルシーズンが始まる前にもう1周くらいはしようと思っていたのに、観れない。
私の推しがとんでもないです。
待ちに待ったシーズン4を家族が寝静まったあと1人で観賞していましたが、寝静まったあとなのでうるさくするわけにもいかず髪の毛がちぎれそうなほど握りしめて頭を抱えました。
全身に力が入りすぎて歯も食いしばっちゃって肩も首も凝りまくりです。絶望を通り越して大混乱でしたので涙も出なかったです。おかげでそのあたりから話に集中できなかったです。
とんだハマりようです。
キャラクターの魅力
出演キャストはウィノナ・ライダーとハマったフィン・ウルフハードしか知らず、他は知らないキャストばかりだし、みんなあまり可愛くない。とか思っていたのですが、観ていくうちに可愛さレベルが上がります。むしろ美しすぎて眩しい。
キャラクターの多いドラマですが、世の中で最も人気が高いのはスティーブ(ジョー・キーリー)。登場時の印象は悪くサブ的立ち位置。シーズン1で退場の予定すらあったそうです。しかし退場を覆し、メインキャラとしての地位を獲得したほど人気です。
いまやダスティン(ゲイテン・マタラッツォ)とコンビを組めば最強です。ロビン(マヤ・ホーク)との絡みもいいかもしれませんが、ここはやっぱりダスティンだと思います。
チンピラめいていた頃とは変わり、とってもいいキャラしております。子ども達の兄貴で子守りで父。毎シーズン派手にフラグを立てまくりますが元気でなによりです。
メインのオタク男子4人の中ではダスティンの人気が高いようです。博識でムードメーカーな可愛らしい男子です。
主人公であるはずのマイク(フィン・ウルフハード)の人気は4人の中では1番低いようです。なかなかに自己中なのとシーズンが進むたびに活躍も減り、今じゃただエル(ミリー・ボビー・ブラウン)の彼氏なだけです。なんなら姉ナンシー(ナタリア・ダイアー)の方が見どころ満載。
シーズン4で登場したエディ(ジョセフ・クイン)の人気ぶりもすごいです。基本変人ですがスティーブとちょっとポジションがかぶる、とてもいいキャラです。「愛してる」で全世界が泣いたでしょう。
上げて突き落とされる
このようにですね、ストレンジャーシングスはキャラクターが多いです。シーズン毎に新キャラも追加されるもんだから、増えすぎたキャラクターを整理するがのごとく感情移入した途端に突き落とされることもあるシステムです。
シーズンをまたいで生存するキャラクターもいればワンシーズン中に退場させられるキャラクターもいたりと、それはもう感情が大忙し。
きちんと練られた構成
私が観てきた海外ドラマの印象は、シーズンが進むごとになぁなぁになってきてその展開いるのかなとか、謎に引き延ばされすぎて矛盾点が多くなる作品が多い。そういう作品にばっかりあたっているのかもしれませんが。
その点で言えば、ストレンジャーシングスはちゃんとシナリオが作り込まれています。多少は微妙な部分や細かい変なところはあるかもしれませんが、まだ全然飽きてないのでいいのです。
80年代要素がたくさん
スティーブン・キングの要素が強いなと思ったのですが、日本の作品「サイレントヒル」や「AKIRA」からもインスパイアを受けているようです。
ETやキャリー、グーニーズ、ゴーストバスターズとかエイリアンとかなんだとか。当時話題だった映画やドラマのオマージュも所々に散りばめられており、探すときっと楽しいです。
グーニーズに出演していた俳優がストレンジャーシングスにも出演していることを後に知りました。観たことがないのでグーニーズも観ようと思います。
それから、トランシーバーですね。当時携帯などないので、子ども達の必須(でもない)アイテム。トランシーバーで連絡を取り合うという素晴らしいアイデア。そもそも携帯よりもトランシーバーを使った方が都合がよかったので舞台も80年代になったそうな。
D&D
作中でよく登場するD&Dですが、実際に1974年に制作・販売されたアメリカのファンタジー・テーブルトークRPGなのです。
クラシックとかなんとか版とか色々あってそれぞれで違いもあったりするようですが、審判役が提示したシナリオをプレイヤーキャラクターを通じて体験するというゲーム。日本語版もあるという、世界初のRPGであり原点です。
人間、エルフ、ドワーフなどの種族からキャラクターを選び、ファイター、ウィザード、ローグといったジョブみたいなのを選択してキャラクターを作成。能力値やスキルがレベルによって変動するシステム。
面白そう。
このD&Dのモンスターから、裏側の世界のモンスターに名前を付けるセンスがまた良いですよね。
〆る
エグかったりグロかったりなどのシーンもあるのである程度の年齢まで育っている方がいいかもしれませんが、懐かしさに新しさもあるこの作品は子どもから大人まで幅広く楽しめるドラマです。
2024年に配信予定だったファイナルシーズンですが、延びに延びて2025年配信だそうです。
もう待ちきれないですが、待つしかありません。推しの運命が気になりすぎて、配信されてもどうにかなってしまったら絶望ですが…とっとと推しを助けてください。