葬送のフリーレン/魔王討伐後日譚。オレオールを目指す旅:ネタバレなし感想

漫画・アニメ

とある勇者一行の後日譚。某ツタヤが閉店する前まで、なかなかに推し推しに並べられていた漫画。

勇者ヒンメル僧侶ハイター戦士アイゼン魔法使いフリーレンの4人のパーティーあ10年の旅路の末、魔王を討伐

50年に1度降るという「エーラ流星」を一緒に見た4人は、半世紀後もこの流星を見る約束を交わしてパーティーを解散

そして約束の半世紀後。
4人で流星を見る約束は果たされたが、それから間もなくして勇者ヒンメルが亡くなった

1000年以上の寿命を持つエルフのフリーレンにとっては、彼らと過ごした10年は極めて短い年月であり、人間との時間の感覚が大きく異なる。しかしヒンメルの葬儀の際、自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうとしてこなかったことを深く後悔した

フリーレンは人間を知るための旅に出る。】

・漫画
作者:アベツカサ

2020年、22/23合併号~ 少年サンデーコミックスにて連載。既刊13巻。

・アニメ
2023年9月29日~2024年3月22日。1期、全28話。

キャラクター

ほぼ全員好き。

1000年以上の寿命があるフリーレンは人間と感覚が違うため、何事もマイペースであり何事も淡泊気味。それでも、ヒンメルを見送ってからはそれなりに情に厚くなってきている様子が見受けられます。誕生日を気にしたりフェルンの機嫌を伺ったり。

ヒンメルがまた、もう回想でしか登場しませんが言うこと全てが名言で存在感のデカいこと。イケメンは言うこともイケメンで、ただ爽やかなだけではなく自らをイケメンだと認めていてちゃんとふざけられるキャラなのが魅力。

年老いたヒンメルは誰よりも縮んでおりましたが、どのようにしてあんなにも縮んだのかが気になります。ハイターは縮んでないのに。

僧侶のくせに酒豪のハイター、エルフほど長寿ではないにしても人間よりも長い寿命を持つ口数の少ないドワーフの頑丈すぎるズルいアイゼン。

全員とてもいい味だしています。

現在のフリーレンのパーティーにいるフェルンやシュタルクもいいキャラしております。

フェルンはハイターの弟子、フリーレンのお母さん的ポジションでありながら、シュタルク相手には年相応の女の子。

シュタルクはアイゼンの弟子。鈍いようで実は空気が読めるできる男の子。

あとはなんといってもデンケンおじいちゃんでしょう。

魔族

会話はできるけど無意味。感情は知っているけど理解ができない。

人間の情に付け込んだ「オカアサン」はなんとも…

人を欺くための言葉は使えどそこに感情は皆無。他者を殺すのは備わっている本能。悪意も罪悪感も慈悲もない。

相容れない種族。共存など無理な脅威、討伐の対象となり勇者が誕生するのですね。

ところが、感情を理解して人間と共存したいというマハトのような魔族もいました。だけど魔族なのでどのようにしても理解ができない。

わかるために人間と親しくなり、そのあと殺せばいいという思考がもう魔族。とはいえ、きっとマハトは、ねぇ。

マハト編は終わりましたが、マハトの話はすごく人気があります。

欲しくなる魔法

攻撃や防御、妨害、回復といったおなじみの魔法だけでなく、日常で使える魔法がたくさんあります。

カビを消滅させる魔法、しつこい油汚れを取る魔法、服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法。その他もろもろの超便利すぎる魔法。欲しすぎる。

最強の魔法使い

魔法使い同士であればやりようはあるけれど、いくら強い魔法使いでも前衛がいないことには喧嘩ができないと。そのために戦士などの役職もあって、そうですよね。ゲームとかでもタンク役がいてこその魔法使い。

普段のふわっとした雰囲気で忘れそうになりますが、フリーレンは強いのです。

試験で1度、どれだけ強いのかがわかる描写がありました。それをふまえるとフェルンはゆくゆくどんだけの魔法使いになるのでしょう。

シュールに流れゆく原作の雰囲気はそのまま。声優さんも、どのキャラクターも違和感なくマッチしているのではないかと。

動きがついたことで戦闘シーンに派手さが追加されました。作画も良いのでかっこいいです。

漫画を読んでいるので先の展開を知っていても楽しめます。

ちょっと吹き出しちゃったり泣いちゃったりなんかもできます。

RPGだとかのその後、みたいな設定が新しいような気がして読み始めた漫画ですが、すっかりハマりました。

サンデーうぇぶりで漫画を追えますが、毎週でもない頻度でさらに1話ずつの更新なので、その間にも色々な漫画を読んでいるとちょっと前回の話を忘れてしまったりなどします。…私だけかもしれませんが。それに、待たされていると続きが気になってしかたないです。

アプリで漫画を読み、電子書籍でも買っていて、一気に読めるとより理解はしやすいかもしれませんね。

完結したらそこからまた一気に全巻読みたい作品です。

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