SILENT HILL3(サイレントヒル3)/ネタバレ注意!キャラクターと、ストーリーを結末まで紹介

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サイレントヒル:ダウンプア

サイレントヒル シャッタードメモリーズ

サイレントヒル ブック オブ メモリーズ

ストーリー

ナイフを握ったヘザーは、クリーチャーが徘徊する暗い遊園地を彷徨う。ジェットコースターのレールの上を進み、コースターが迫ってくるとヘザーは悪夢から目を覚ました。

ヘザーはショッピングモールのダイナーでうたた寝をしていたのだった。

父ハリーにこれから帰宅することを伝えるために電話をしていると、ヘザーの前に探偵ダグラス・カートランドが現れる。「君の出生に関わる人物に会ってほしい」と言うダグラス。ヘザーは「興味ない」とその場を立ち去り、ダグラスから逃れるためにトイレに駆け込み、小窓から抜けようとした。鏡に赤い紋章のような落書きに気付く。どこかで見たことがある気がした。

裏路地へ抜けるが外に続く道へは抜けられず、ショッピングモールへ戻る。無人となり異様な静寂に包まれたショッピングモールは、店舗のシャッターが下りている。シャッターが半開きになっているブティックを見つけ入り込むが、夢で見たクリーチャーに遭遇。落ちていた銃で撃退する。

クリーチャーが徘徊するショッピングモールを探索するヘザーの前にクローディアが現れ、「思い出して、私を、そして本当のあなたを」と言い残しどこかへ消えてしまった。

地下へ降りると裏世界のショッピングモールに辿り着く。宿食室には新聞紙にトイレで見た赤い紋章が描かれており、懐かしさと頭痛に襲われる。

探索している中で遭遇したクリーチャーを撃退すると、元のショッピングモールに戻っていた。しかし異様な静けさと、クリーチャーが徘徊しているのは変わらなかった。

ダグラスに再会したヘザーは、今起きている異変とクローディアについて詰め寄る。ダグラスはヘザーと引き合わせることをクローディアに依頼されただけで、それ以上は何も知らないと言う。ダグラスもこの異変に困惑していた。

ダグラスと別れたヘザーは、自宅に帰るため地下鉄に向かう。階段を降りると地下鉄のホームがショッピングモールと同様、無人でありクリーチャーが徘徊している。

無人の地下鉄に乗り込むヘザー。止まった地下鉄を降りると地下道を進むことになる。地下道から下水道を通り、自宅を目指す。

下水道を抜けたヘザーは雑居ビルに辿り着き、ビル内の一室でバスタブを発見する。蛇口をひねると血が溜まり出し、裏世界へ変化していく。ヘザーは頭痛に襲われ気を失ってしまう。

裏世界で目を覚ましたヘザーはメトラトンの印章を見つけ、懐かしい気持ちになるとともに何かを忘れていることを思い出す。

隣の部屋へ移動するとヴィンセントに出会う。ヴィンセントはハリーやヘザーの過去について知っているようで、クローディアとも知り合いのようだが仲は良さそうではない。

クローディアがヘザーの母親だと言うヴィンセントに、ヘザーはどういうことなのかを聞くと「ハリーは何も教えていないのか」と言う。それ以上は話にならず、ヘザーは立ち去る。

雑居ビルを出ると表世界に戻ってきた。

自宅に帰ったヘザーは椅子に座っているハリーに今日の出来事を話すが、返事がない。回り込んでみるとハリーは血塗れになっていて、既に息がなかった。外へ続いている血痕に気付き、血痕を追うと屋上でクローディアに遭遇。ハリーを殺したことを認めたクローディアに、なぜ殺したのかを問う。

17年前の復讐と、ヘザーに憎悪を抱かせるためだと言うクローディアは「サイレントヒルで待っている」と残し去って行く。

自宅へ戻るとそこにはダグラスがいた。ハリーを弔い、クローディアに復讐するためダグラスと共にサイレントヒルへ向かうこととなる。

ヘザーと合流する直前、ヴィンセントに遭遇し「サイレントヒルに着いたらレナードという男を探せ」と言われたダグラス。それと預かったハリーの手記をヘザーに渡し、2人は車に乗り込む。

ハリーの手記には17年前のことが書かれていた。全てを思い出したヘザーはダグラスに打ち明ける。

超常的な能力を持つアレッサは学校ではいじめを受け、家では虐待を受けていた。この能力に目をつけたアレッサの母であるダリアが、アレッサを生贄に楽園を創造するため”神”を誕生させようとした。そして誕生した”神”だが、ハリーに撃破された。

ハリーはこの時、娘のシェリルを探しにサイレントヒルに訪れていた。シェリルはアレッサの半身であり、シェリルがサイレントヒルに到着した時にアレッサと融合したことで封印されていた能力を取り戻したのである。”神”とともに消滅していくアレッサとシェリルに赤ん坊を託されたハリー。

ポートランドに移ったハリーは赤ん坊に娘と同じ「シェリル」と名付け、平穏に暮らしていた。しかしダリアが死んだ後も思想は教団内で受け継がれており、残党による襲撃を受ける。これを撃退したハリーはシェリルに危険が及ぶことを懸念し、娘の黒髪を金髪に染め、名をヘザーに改名。別の街へ移住した。

クローディアは”神”を殺されたことへの復讐と、ヘザーを母体として再び”神”を誕生させようとしているのである。

サイレントヒルに到着した2人はモーテルに身を隠したのち、ダグラスはレナードの住所を、ヘザーはレナードが入院しているというブルックヘイブン病院へ向かう。

ヘザーが病院で見つけたレナードのカルテには、幻覚や幻聴、思考の固定化など精神分裂症の疑いがあること、興奮すると暴力的になることなどが記されていた。

レナードの病室である12号室で鳴り出す電話をとるヘザー。電話をかけてきたのはレナードであり、ヘザーをクローディアと勘違いしている様子。クローディアの父親だと言うレナードの言葉を頼りに、病室を後にする。

裏世界となった病院を進むヘザーは、壁に描かれた教団の紋章を発見、看護師リサがアレッサの看護に苦悩している様子が頭の中に流れ込む。

下水道の水路へ辿り着いたヘザー。レナードの声が聞こえ、姿が見えないまま会話をする。しかしレナードはヘザーが自分と同じ思想ではないことに怒り出し、ヘザーに襲い掛かる。

すでに人間ではなくなっていたレナードを撃破すると表世界に戻る。レナードが守っていたメトラトンの印章を手に入れたヘザーは、ダグラスのもとへ向かう。

一方、モーテルではヴィンセントとクローディアが言い争っている。レナードのもとへヘザーを仕向けたヴィンセント。そしてヴィンセントは教団が運営していた児童養護施設「希望の家」にいた頃、レナードから虐待を受けていたクローディアを嘲笑う。クローディアが”神”を望むようになったのはこうした絶望が動機となったようだ。

ヘザーがモーテルに戻るとヴィンセントに遭遇、「教会は湖の向こうにある」とダグラスからの伝言を伝えられた。ダグラスが本当にそんなことを言ったのか疑いながらも、教会へ行くために遊園地へ向かう。

遊園地に辿り着くと、ヘザーの負の感情で育ち始めた”神”の胎動により、ヘザーは腹部に激痛を感じうずくまってしまう。

ダイナーで見た悪夢と同じ裏世界へと変貌する遊園地。

一方、ダグラスも遊園地に辿り着いており、クローディアと対峙している。ダグラスは、「ハリーに誘拐された子どもと引き合わせてほしい」というクローディアからの嘘の依頼を受けたことでヘザーを巻き込んだことを悔やんでいる。ヘザーに償うためクローディアを撃とうとするが、ダグラスはクローディアの力により足を折られてしまう。クローディアは逃げ去ってしまった。

ヘザーがダグラスを発見する。ヘザーはクローディアを倒して戻ると言い、その場をあとにする。

教会に辿り着いたヘザーはクローディアと対峙する。銃を構えるヘザーの中のアレッサに語り掛けるクローディア。

教団が運営していた児童養護施設「希望の家」で幼少期を過ごしたクローディアは、父レナードに日々虐待を受けて過ごしてきた。そんなクローディアに唯一優しく接してくれた2歳年上のアレッサ。アレッサはクローディアの希望だったが、儀式の失敗により焼死(扱い)。

次の心の拠り所となった教団。その中でも、聖女派と呼ばれるダリアの存在がクローディアに希望をもたらす。聖女派の教義を受けたクローディアは、アレッサが最後に願った「苦しみも何もない世界」を”神”の力で実現させようとしている。

しかし今のアレッサ=ヘザーにはもうそんな願いはなく、ハリーを殺したことへの憎悪が膨らむ。再び腹部に痛みを感じ、ヘザーはうずくまってしまう。クローディアは「神が育っている」と言い、教会の奥へ去っていく。痛みが引いたヘザーは後を追う。

ヴィンセントに遭遇したヘザー。ヴィンセントはクローディアと同じ”神”を信仰してはいるが、”神”を封じようとしている。レナードが持っていたメトラトンの印章をヘザーが入手したか確認し、ヴィンセントは去って行った。

裏世界の教会の最奥。ヘザーが礼拝堂の扉を開けると、ヴィンセントとクローディアが対峙している。ヴィンセントはヘザーにクローディアを殺させようとするが、ヴィンセントはクローディアに背中を刺されてしまう。

メトラトンの印章を使えと言うヴィンセント。ヘザーは印章を取り出すが、何も起きない。17年前、アレッサはこの印章をいくつも描いていた。これは1つだけでは効果がないのである。ヴィンセントの計画は失敗、ヴィンセントはクローディアに心臓を突き刺され、絶命。

ヘザーから”神”を誕生させようとするクローディア。ヘザーは苦しみながらも”神”の復活を拒絶、ペンダントに入っているアグラオフォティスを飲む。

ヘザーから不完全な”神”が吐き出される。この”神”をクローディアが飲み込み、苦しみながら礼拝堂の奥にある穴「産道」から深淵へ引き込まれていった。ヘザーも後を追って産道へ飛び込む。

底へ辿り着くと、クローディアの亡骸と不完全な”神”がいる。

”神”を撃破したヘザーだが、ハリーはもう帰ってこない。悲しみだけが残り、泣き崩れてしまうヘザー。

ENDING

ダグラスのもとへ戻ったヘザーは「まだあなたが残っている」と言い、ナイフを向ける。うろたえるダグラスに「冗談」だと笑い、安心するダグラス。

教団から追われることがなくなったヘザーは、ハリーが付けてくれた大事な名前「シェリル」とダグラスに本名を名乗る。

BAD END

倒したと思った”神”に憑りつかれたヘザーがダグラスを殺す。

UFO

自宅に帰ったヘザーはハリーに話しかけるが、居間にはハリーとなぜか宇宙人。窓の外からはジェイムスが覗いている。

出来事を説明するヘザー。話を聞いたハリーは怒りに任せ板割りを始め「サイレントヒルに行って奴らをぶっ飛ばす!」と息巻く。「パパカッコイイ!」と歓声を上げるヘザー。

UFOの総攻撃によりサイレントヒルは滅ぼされた。

キャラクター

ヘザー

17歳のフリーター。養父ハリーを慕っている。

17年前「サイレントヒル」で、再び1つになったアレッサとシェリルが生み出したアレッサとシェリルの生まれ変わりである。生まれ変わった赤ん坊はハリーに託され、教団の脅威から逃れるために「ヘザー」と名乗って生きてきた。

アレッサやシェリルとしての記憶は失われていたが、クローディアの陰謀に巻き込まれる内に全てを思い出す。

クローディアが誕生させた不完全な神を倒し、ダグラスとともにサイレントヒルを脱出。そして「シェリル」と本名を名乗る。

ダグラス・カートランド

初老の私立探偵。

クローディアの依頼でヘザーとクローディアを引き合わせようとしたが、異変に巻き込まれる。

クローディアの依頼内容に偽りがあったとはいえ、教団に協力してしまった罪悪感とヘザーへの罪滅ぼしのために復讐に協力。

「Homecoming」で入手できる新聞記事には、教団の実態を世間に明らかにしたことが書かれている。

クローディア・ウルフ

「サイレントヒル1」のダリアの後継者で、教団の「聖女派」に属する29歳の司祭。

幼い頃は父親レナードから虐待を受けており、自身と似た境遇であるアレッサを姉のように慕っていた。

アレッサが望んだ「苦しみも何もない世界」を実現しようとする。苦しんでいる人々を救いたいという善意で抱いた思想だが、洗脳と妄想によって歪んでしまった。

ヴィンセント・スミス

20代後半の教団に属する司祭。

現世における実利を求めているため、クローディアの派閥とは対立している。

レナード・ウルフ

分裂症を患うクローディアの父親。

選民思想の持主であり、クローディアの思想とは反する。

ハリー・メイソン

「サイレントヒル ゼロ」「サイレントヒル」にも登場する。職業はライター。

アレッサの半身である赤ん坊を養子に迎え、シェリルと名付ける。その3年後に妻のジョディを病気で失った。

不器用で口下手なため、他人からは不愛想な印象を抱かれることが多い。しかし我が身を顧みず愛娘のために戦う頼りになる父である。

アレッサの魂の叫びを無意識に感じたシェリルに「サイレントヒルに行きたい」と頼まれる。休暇を過ごすために向かったこのサイレントヒルで娘も失うことになるが、アレッサとシェリルの生まれ変わりである赤ん坊を託され、シェリルと名付け平穏に過ごしてきた。

教団の残党に襲撃されてからは、教団の目を欺くためにヘザーと偽名を名乗らせる。

ショッピングモールへ出かけていたヘザーが自宅に着く前に、クローディアの傀儡「ミショナリー」によって殺されてしまう。

シェリル・メイソン

今作と「サイレントヒル ゼロ」「サイレントヒル」に登場。

サイレントヒルの近くでメイソン夫妻に拾われ、以降はシェリル・メイソンとして成長し、幸せに過ごしてきた少女。

アレッサと融合してからはアレッサと運命を共にすることになる。ハリーに感謝を示して、アレッサと共に絶命。

アレッサ・ギレスピー

今作と「サイレントヒル ゼロ」「サイレントヒル」のキーパーソン。

生まれつき超常的な能力がある。クラスメイトからは虐めを受け、母親からは虐待を受ける日々を送っていた少女。

母ダリアが行った儀式で胎内に”神”を宿す。その際に発生した火事により全身に重度の火傷を負うが、神が宿っているため死ぬことができない。ダリアにより神を早産させられそうになるが、トラヴィスの助けによりそれを阻止。自身の魂の半分を遠くへ逃がし、母体としての機能を失ったことで神の成長を止めた。

アルケミラ病院に監禁され、ダリアがアレッサの半身であるシェリルを呼び寄せるために7年間拷問を続け、ついにアレッサの魂は悲鳴を上げる。これを無意識に感じ取ったシェリルがサイレントヒルに来る。

自身の半身であるシェリルと融合したことで火傷は完治、超能力も取り戻したことで教団から逃れることに成功する。しかし胎内に宿っている邪神の成長も再開したため、異世界や自分もろとも邪神を滅ぼすために町の各地に「メトラトンの紋章」を描く。

ダリアに騙されたハリーによってアレッサの計画は失敗してしまったが、アグラオフォティスにより早産で生まれた邪神をハリーが撃破。自身の生まれ変わりである赤ん坊をハリーに託し、絶命。

リサ・ガーランド

「サイレントヒル ゼロ」「サイレントヒル」にも登場する、アルケミラ病院に勤める看護師。

カウフマンからアレッサの看護を任されるが、1日に何度も包帯を取り換えなければならないほどの重度の火傷を負いながらも生きているアレッサに恐怖を感じ始める。このことでカウフマンに反発した末に、カウフマンに殺されてしまう。しかし自身の死に気付かず裏世界に迷い込んだ。

ハリーと出会い、自分が死んだことを自覚。カウフマンを道連れに奈落へと消えていった。

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