作品・繋がり
サイレントヒル2
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サイレントヒル4:THE ROOM
サイレントヒル:Homecoming
サイレントヒル:ダウンプア
サイレントヒル シャッタードメモリーズ
サイレントヒル ブック オブ メモリーズ
ストーリー
3年前に死んだはずの妻メアリーから「思い出のあの場所であなたを待っている…」と書かれた手紙を受け取ったジェイムス・サンダーランド。
半信半疑ではあるが、妻に会いたいジェイムスは新婚旅行で訪れた「サイレントヒル」へ向かう。
到着したサイレントヒルは深い霧に覆われ、クリーチャーが徘徊。かつての面影はなくなっていた。しかしジェイムスは妻に会うため、町を探索。
アンジェラと遭遇し、道を尋ねるジェイムス。しかしアンジェラはサイレントヒルには行かないほうがいいと言う。ジェイムスはそれでもメアリーに会うため、忠告を聞かず町を進む。
人影が見え、後を追うとジェイムスの持っているラジオからノイズが響き、クリーチャーに遭遇。クリーチャーを撃退するとラジオからはジェイムスを求める妻の声が流れる。
アパートに立ち寄ったジェイムスは、三角頭のクリーチャー「レッドピラミッドシング」に遭遇。他のクリーチャーを攻撃するなど、他のクリーチャーとは違っていた。
アパートの隣の建物にもクリーチャーが徘徊している。ここでクリーチャーから逃げてきたエディーと出会う。エディーにサイレントヒルから出るよう促し、エディーと別れる。
アンジェラに再会したジェイムス。アンジェラは母親を探しに来たが、どこにいるかわからないと言う。アンジェラは持っているナイフをジェイムスに預け、どこかに行ってしまう。
大鉈を持ったレッドピラミッドシングに遭遇、やむなく交戦するが攻撃が効いているようには見えない。サイレンが鳴り響くと、レッドピラミッドシングは去って行った。
アパートから出たジェイムスは塀の上にいるローラに出会う。ローラはメアリーの名前を知っていた。そしてジェイムスに「メアリーのこと嫌いなんでしょ」と言い捨て、逃げてしまう。
ローズウォーターパークで顔や声がメアリーにそっくりなマリアと出会う。マリアとの会話で思い出の場所が「レイクサイドホテル」であることを思い出す。
ホテルに向かおうとするジェイムスに「私はあなたの好きなメアリーに似ているんでしょ?それとも嫌いだった?」と聞くマリア。メアリーを愛しているジェイムスはそれを否定する。ジェイムスはマリアと行動を共にすることになる。
街のボーリング場に入ったジェイムスとマリアは、エディーとローラの会話を耳にする。「怒られることをしたんだったら、ちゃんと謝ればいいのに」と言うローラに対して「誰もおれを許してくれないよ」と答えるエディは警察から逃げてサイレントヒルに来たようだ。
2人の会話から、ローラがメアリーを探していることを知ったジェイムス。しかしローラは逃げてしまう。
ローラを追って辿り着いた病院で、クリーチャーと戦いながらも探索を続けるジェイムスとマリア。しかしマリアの気分が悪くなったため、マリアを休ませる。
ジェイムスは1人で探索を続け、屋上でレッドピラミッドシングの襲撃を受ける。3階に落とされたが、なんとか動けるようになったジェイムスはローラを見つける。ジェイムスがなぜメアリーを知っているのかを問うと、ローラは去年入院していた時にメアリーと友達になったと言う。しかしメアリーは3年前に亡くなっているので、辻褄が合わない。
一旦はローラを保護することができたが、ローラはいたずらでジェイムスを病院の一室に閉じ込めてしまう。そこには鉄の檻に閉じ込められたような形のクリーチャー。メアリーのジェイムスを呼ぶ声が聞こえる。
クリーチャーを撃退したジェイムス。気付くと病院は錆だらけの世界に変化していた。マリアが休んでいたはずの部屋にはマリアの姿がない。マリアを探し、辿り着いた地下でマリアと再会。「ローラを助けないといけない気がする」というマリア。
長い廊下でレッドピラミッドシングに遭遇する2人。ジェイムスは廊下の先にあるエレベーターに逃げ込むが、マリアが逃げ遅れてレッドピラミッドシングに殺されてしまった。
エレベーターを降りた先の部屋には、地図に従えというメッセージとともにネイサン・アベニューに行くための地図が置かれていた。
ネイサン・アベニューへ向かうジェイムスは、「本当にメアリーに会いたいならば死ねばいい。ジェイムス、あなたが行くのは別の場所かもしれないけど」と壁に書かれたメッセージを発見する。
病院で見た地図の通りに進み、資料館に行くように書かれた手紙を入手。資料館にはレッドピラミッドシングの絵が飾ってあった。資料館の長い階段を下りていくと、刑務所に辿り着く。刑務所を進むと、大きな穴がある部屋。その穴に飛びむ。
穴の先には銃を持ってうなだれているエディーがいた。人を殺したことを告白するエディーだが、自分が悪いということを認めようとはしない。エディーは立ち去った。
刑務所の探索を再開したジェイムスは、また「穴」を見つける。飛び降りた先にあったエレベーターでさらに地下へ降りていく。降りた先の迷路を進む中で、ピラミッドシングに遭遇する。ピラミッドシングを避けながら進み、レッドピラミッドシングが持っていた大鉈を入手。
迷路を進んだ先で、閉じ込められた死んだはずのマリアを発見する。無傷のマリア、レッドピラミッドシングに襲われたことを覚えていない様子。さらに、ジェイムスとメアリーしか知らないはずのレイクサイドホテルでの思い出を語り出すマリア。
迎えに来てよというマリアを助けに向かうことにする。
マリアの元へ向かう途中、迷路の一室で泣き叫ぶアンジェラの声が聞こえる。アンジェラはクリーチャーに襲われていたので、ジェイムスが撃退。ジェイムスが話しかけるとアンジェラはジェイムスを嫌悪し、メアリーは病死したというジェイムスを「嘘つき」と罵り部屋を出て行った。
ジェイムスはマリアが閉じ込められている部屋に辿り着くが、そこには血塗れになって横たわるマリアの姿。
迷路の奥にはエディー、アンジェラ、ジェイムスの墓牌があり、さらに奥で今まさに人を殺したエディーと遭遇。エディーは侮辱されたので撃ち殺したと言い、自分を馬鹿にするようなやつらはみんな撃ってしまえばいいと言う。
狂ったのか?と言うジェイムスにエディーは逆上。ジェイムスはエディーと交戦し、エディーを殺してしまった。それと同時にメアリーが死んだのは3年前ではないことを思い出す。
レイクサイドホテルに辿り着いたジェイムスはローラから、ローラが8歳の誕生日にメアリーから手紙が送られてきたことを聞く。そして誕生日は1週間前だったことを知り、メアリーが死んだのは3年前ではないことを確信する。もう1つの手紙を失くしてしまったと言うローラは、手紙を探しに行ってしまう。
ジェイムスはかつて宿泊した312号室で”ビデオテープ”を発見する。ビデオを再生すると、ジェイムスが蓋をしていた「真実」が映し出される。
ベッドで横になっているメアリーの顔に枕を押し付け、窒息させるジェイムス。
全てを思い出したジェイムス。部屋に入って来たローラにメアリーは自分が殺したことを告白すると、ショックを受けたローラは立ち去る。
ラジオのノイズからは「待ってる。ずっと待ってる。早く来て」と言うメアリーの声。
部屋を出ると、ホテルは水浸しになっている。
地下へ来ると燃えている階段の中にアンジェラがいる。アンジェラは父親から虐待を受けており、それを見て見ぬふりをしていた母親を探していた。預けたナイフを返してほしいと言うアンジェラ。しかしジェイムスがそれを断ると、アンジェラは炎の中に消えて行った。
マリアが逆さ吊りにされている部屋に辿り着く。側にいるレッドピラミッドシングがマリアを殺害。レッドピラミッドシングは、ジェイムスが望んだ自身を罰してくれる存在。ジェイムスは襲ってくるレッドピラミッドシングと交戦、レッドピラミッドシングは喉に槍を突き刺し自害。
ホテルの屋上でメアリーの姿をしたマリアに遭遇。マリアはジェイムスの妄想から具現化されたもの。過去との決別をするため、「もういいんだ」とマリアに告げる。それでも一緒にいたいマリアは「メアリーには渡さない」と激昂。ベッドのようなものに括りつけられたような姿へ変貌し、ジェイムスを襲う。ジェイムスはマリアを撃破。
In Water
ジェイムスはなぜサイレントヒルに来たのかを思い出した。
ジェイムスは再びメアリーに会うため、メアリーを乗せた車ごと水の中に落ちていく。
サイレントヒル2の小説版、サイレントヒル4ではこのエンディングが採用されている。正史とされているエンディング。
Leave
自分が楽になりたいからメアリーを殺したと、悲しそうな顔をしながら言うジェイムスにメアリーは手紙を渡す。
ジェイムスは塀に落書きをしているローラに、その手紙を渡した。ジェイムスはローラとサイレントヒルを去る。
Maria
メアリーではなく、マリアを必要とするジェイムス。
咳き込むマリアと共にジェイムスはサイレントヒルを去る。
Rebirth
ジェイムスはトルーカ湖に向かい、サイレントヒルに伝わる秘術でメアリーを蘇らせようとする。秘術が成功するのか失敗するのかは明示されない。
いぬ
「犬の鍵」を使って入った部屋が指令室のようになっている。ここで機械を操作する柴犬。ジェイムスは「お前の仕業だったのか」と言い、うなだれる。
UFO
サイレントヒルにUFOが飛来。UFOの中から自分が現れる。
「お前はクローン、でももう帰っておいで」と言うもう1人のジェイムス。ジェイムスは捕らわれてしまう。
※PS1版ではUFOの中から1作目の主人公ハリーが出てくる。
Bliss
ビデオを再生するジェイムス。ビデオが終わると、それを観ていたはずのジェイムスは部屋から消えていた。
ビデオに取り込まれたジェイムスは、健康な妻メアリーと永遠に一緒。
Stillness
メアリーに会いたいと言うジェイムス。後部座席からメアリーの声と頬をなでる手。
「待っていてくれるか?」と言うジェイムスに「ずっと待っていたわ」と答えるメアリー。ジェイムスは車ごと水の中に落ちていく。
マリア編
ボールドウィン家の屋敷に迷い込んだマリアは、もういないと思っていた「人間」に会うことができた。しかしその人間であるアーネストは1人でいたいと言い、姿を見せることはない。
マリアは屋根裏部屋でアーネスト宛のバースデイカードとプレゼントを見つける。それはエイミー・ボールドウィンが父アーネストに渡すはずだったもの。マリアが屋根裏部屋を出ようとした時に「渡して…パパに…」と言う声が聞こえる。
さらに屋敷を調べるマリアは、アーネストが「不死」「死者の蘇り」について調べていることを知った。
アーネストにバースデイカードとプレゼントのことを知らせる。エイミーは10年前に屋根裏部屋から落ちて亡くなっていたアーネストの娘だった。
アーネストは隣のアパートから白い液体を持ってくるようマリアに頼む。
液体を回収してきたマリアに、アーネストがジェイムスのことを話す。マリアはジェイムスを少しのあいだ思い出せなかった。
マリアは目の前の扉を開けるが、そこには開けられたプレゼントの箱があるだけで誰もいなかった。
屋敷を去り、マリアは持っていたリボルバーの銃口を自分のこめかみに当てる。しかしリボルバーを放り投げ、歩き出す。
暗闇の中でジェイムスがマリアを呼ぶ。マリアはそれに答える。
キャラクター
ジェイムス・サンダーランド
29歳、白人男性。妻メアリーに言わせると「ぶっきらぼうで短気だが優しい人」。その妻は3年前に病気で亡くなった。しかし、死んだはずの妻から手紙が届き、半信半疑ながらもサイレントヒルに向かう。
ジェイムスは3年前に妻を病気で亡くしたと思い込んでいるが、これは偽の記憶であり、サイレントヒルに来る数日前にジェイムスがメアリーを殺害している。
ジェイムスの記憶はサイレントヒルに宿る宗教的な力によって改変された。メアリーからの手紙も来ていない。
メアリー・シェパード・サンダーランド
ジェイムスの妻であり、3年前に病気を患う。ジェイムスとはお互いを大切に想い合う仲のいい夫婦だったが、病気によるストレスから見舞いに来るジェイムスを罵倒することが続き、疲弊し精神的にも不安定になっていたジェイムスに殺されてしまう。
病気の治療中は、病気や薬の影響で顔が歪んでいた。
メアリーが遺したメッセージがエンディングで読み上げられる。
マリア
ジェイムスが健康なメアリーを望んでおり、サイレントヒルの力により具現化されたのがこのマリアである。顔も声も亡くなったメアリーにそっくりだが、病気を患っているような素振りを見せる。
メアリーであってメアリーではない。そのため、メアリーを殺したことを自覚させるかのように自罰意識の表れであるレッドピラミッドシングに何度も処刑される。
ローラ
1週間前に8歳の誕生日を迎えた少女。
1年前にメアリーと知り合い、メアリーから手紙を受け取り彼女に会うためにサイレントヒルに訪れた。
罪の意識や抱えているものがないローラにはクリーチャーは見えていない。
アンジェラ
父親に性的虐待を受けており、アンジェラは父親を殺害。虐待を見て見ぬふりをしていた母親も殺すためにサイレントヒルに来た。
サイレントヒルの力により、アンジェラから見た世界は炎が燃え盛っている。
エディー
いじめを受けていたエディは鬱憤がたまっていた。犬が吠えてきたことで、犬と飼い主であるいじめの主犯の足を銃で撃ち、サイレントヒルに逃げ込んできた。
ジェイムスの言葉に逆上したエディはジェイムスに襲い掛かるが、返り討ちにあい絶命する。
サイレントヒルの力により、エディーから見た世界には自分を罵る人間がいる。
ウォルター・サリバン
サイレントヒルで連続殺人を行った殺人犯。「サイレントヒル4」の重要人物。今作での登場は名前のみである。
ビリー・ロケイン/ミリアム・ロケイン
ウォルターに殺された双子の兄妹。「サイレントヒル4」にも登場する。
ジェニファー・キャロル
サイレントヒルの宗教の教団設立に尽力した女性。「サイレントヒル3」にも聖女として名前が登場する。
マリア編
アーネスト・ボールドウィン
決して姿を見せない扉越しでしか会話ができない屋敷の主人。マリアが扉を開けたときには誰もいなかった。
幽霊であるアーネストは、10年前に亡くした娘エイミーを蘇らせるための儀式を行おうとしていたが、結果がどうなったかは語られない。
エイミー・ボールドウィン
10年前、用意していたバースデイカードとプレゼントを父親に渡せないまま、屋根裏部屋から転落し絶命してしまった。