SILENT HILL ZERO(サイレントヒル ゼロ)/ネタバレ注意!キャラクターと、ストーリーを結末まで紹介

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サイレントヒル:Homecoming

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サイレントヒル:ダウンプア

サイレントヒル シャッタードメモリーズ

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ストーリー

トラックの運転手であるトラヴィス・グレイディは、その晩はいつもは通らないサイレントヒル沿いを走ることにした。

トラックの目の前に人影が飛び出してきたため、とっさにブレーキを踏み込む。トラックを降りたトラヴィスはバックミラーに少女が映っていることに気付き声をかけるが、少女は走り去ってしまった。トラヴィスはトラックを置いたまま、少女を追ってサイレントヒルへ進む。

サイレントヒルに辿り着くと、民家で火事が起きている。その家の近くに隠れていた女性が、トラヴィスを見て逃げ出していった。

家の中から子どもの悲鳴が聞こえ、トラヴィスが突入。辿り着いた2階の部屋には無数のロウソクに囲まれた魔法陣。その中に火傷を負った少女が倒れている。「死なせて」と言う少女を抱き上げ、脱出。少女をそっと地面に横たえると、トラヴィスも倒れてしまう。

目を覚ますと明るくなっており、トラヴィスは昨夜の少女の安否を確認するため病院を探す。

町には人がいない代わりにクリーチャーが徘徊している。

病院に辿り着いたトラヴィスは、医者に少女の容態を尋ねる。しかし搬送された患者はいないと言う。他にも病院があるのかを聞くと、医者は急用があるから受付に聞いてくれと言って去ってしまう。

病院にもクリーチャーが徘徊している。振り向くと壁を覆う鏡に昨夜の少女が映っているが、火傷は負っておらずこちら側に姿もない。少女が鏡の表面に手を触れ、つられるようにトラヴィスも鏡に触れる。途端に鏡に赤黒い染みが広がり、鏡の中のトラヴィスが痙攣する。

慌てて手を離すと辺りは一変、裏世界となっていた。

病院内で見つけた様々な書類から、トラヴィスが会った医者はカウフマンという男であること、入院患者の治療費を切り詰め職員の娯楽費は盛大に使うといった悪徳病院であることがわかった。更にこの病院に監禁している「彼女」の力を抑えたこと、彼女を助ける者はいないという報告。五つにわかれた何かの1つを隠して守れという指示を見つける。

裏世界の病院の最奥で遭遇したクリーチャーを撃破すると、「未来」と記された赤い三角錐が現れる。それを拾うと少女が現れ、トラヴィスは意識を失う。

病院のソファで目を覚ましたトラヴィス。目の前には”リサ”と名乗る看護師。リサに少女=アレッサは亡くなったと告げられる。サナトリウムでカウフマンと会う約束があると言い、リサは去って行く。

病院を出たトラヴィスは肉屋に立ち寄る。奥を覗くと汚れた白いエプロンを付けた大柄な人型クリーチャー「ブッチャー」が立っていた。ブッチャーはナース型クリーチャーを引き裂く。

サナトリウムに辿り着いたトラヴィス。十数年前の「ヘレン」のカルテが目に留まる。34歳の彼女は精神疾患があると診断されており、被害妄想が酷く過剰な興奮状態になるようだ。

奥から、昨夜トラヴィスを見て逃げていった女性=ダリアが歩いてきた。ダリアは火事が起こった家の住人であり、アレッサの母親だという。アレッサは今、世話をする者と一緒にいるとダリアは言い、不可解な言葉を残して去って行く。

リサは死んだと言っていたが、ダリアの言うことが本当であればアレッサは生きている。

サナトリウムを探索しているとフラッシュバックが起きる。
ヘレンの叫ぶ声と嘆いている男性の声が聞こえる。それ以降、その場の過去の光景がフラッシュバックすることが時折起こるようになる。

ヘレンの診断報告書を見つけるトラヴィス。ヘレンの妄想は日々悪化、鏡の世界とこちらの世界を行き来できると主張。息子を悪魔だと言い、繰り返し暴行を加えたようだ。

記録室に入るとフラッシュバックが起きる。
鏡の世界の人々が息子の中に悪魔を見つけたから、息子を殺さなければならない。鏡の世界の人々は全ての真実を知っている。どれだけ監禁しても、いつでも鏡の世界に行ける。いつになったら息子を連れてくるのかと言う「ヘレン・グレイディ」は息子から離され、治療を受けるためにここに入院したのだった。

女性隔離区画の扉を開くと、「もう彼女にしてあげられる事はない」と言いその場を去るリサ。トラヴィスが病室の扉を開くと、クリーチャーに成り果てた母親が姿を現す。

母親を撃破すると「過去」と記された三角錐。そして現れたアレッサに、この怪異はアレッサが原因なのかと問い詰めるが、トラヴィスは意識を失ってしまう。

サナトリウムで目を覚ますトラヴィス。劇場のチケットを拾い、劇場を訪れると客席にはリサが座っていた。ここは危険だと言うトラヴィスだが、クリーチャーが見えていないリサは笑う。役者になりたいと言うリサは「あなたが欲しい」とトラヴィスを誘い始めるが、急に突き放して笑い「またね」と去って行く。

劇場の裏世界でクリーチャーを撃破し「偽り」と記された三角錐と、現れたアレッサ。トラヴィスは意識を失う。

劇場のソファで目覚めるトラヴィス。目の前には腹が裂けている死体が転がっている。死体からモーテルのルームキーを入手。すると幼い頃に父とモーテルへ行った時の記憶がフラッシュバックする。

受付で宿泊名簿を発見。
「500号室 名前:ミスター・R・グレイディ 同伴者:息子」

客室の鏡から裏世界へ行くと、父が母に宛てた手紙を見つける。ヘレンへの愛とヘレンが居ないことの寂しさ、トラヴィスにはヘレンは死んだと伝えたと書かれている。

3つのスイートルームと500・501号室の間に挟まれた空間に辿り着く。部屋ごとに覗き穴があり、トラヴィスが500号室を覗くと父の背中が見える。「あの子のために留まるのはもう嫌だ」などの独り言が聞こえる。

マネージャーの部屋で、500号室で何かが起きたことを示唆するメモを発見する。

厨房を通るとブッチャーが吊るしたクリーチャーを切り裂いている。振り返ったブッチャーがトラヴィスに近づいてくるため応戦し、倒れたブッチャーから大鉈を奪いトドメをさす。

プールへ抜けたトラヴィスは水底に沈んだ宝石を見つけ、それを取るために裏世界へ行く。

スイートルームの床に開いた穴を見つけ、飛び降りた先でリサとカウフマンの逢引を目撃。2人が立ち去ったあと、麻薬と、ダリアからカウフマンに宛てたメモを発見する。アレッサの意思に反し、アレッサを犠牲にした儀式を行おうとしていることが書かれていた。

宝石と父の手紙を拾う。ヘレンに渡したプレゼントがヘレンにたたき割られ、もう自分の愛するヘレンはいない。君に会いに行く。と綴られている。

500号室の鍵を手に入れたトラヴィスが部屋の前に立つと、記憶がフラッシュバックする。

妻を失った悲しみに耐えられなくなった父は首を吊って自殺したのだ。父がクリーチャーと化し、トラヴィスが撃破すると「真実」と記された三角錐。現れたアレッサに「満足か?」と詰め寄るもアレッサは答えず、トラヴィスは意識を失う。

目覚めたトラヴィスがそこにあった「現在」と記された赤い多面体のブロックを拾う。これまでに手に入れた三角錐をはめ込むと、それは炎を纏いながら回転する。アレッサが現れ、トラヴィスを誘うように消えて行った。

アレッサを追うとダリアに遭遇する。ダリアはアレッサを母体として神を生み出そうとしているが、アレッサがそれを拒み抵抗していること。アレッサに導かれたトラヴィスによりアレッサは自由を取り戻したが、それでも儀式は成功し神が誕生すると語る。

そして裏世界を彷徨い、教団の集会所へ辿り着いたトラヴィス。
全身に火傷を負ったアレッサを取り囲む仮面の修道士たち。そこへ教団と繋がりのあるカウフマンが現れ「彼女のおもちゃを片付けるとしよう」と言い、トラヴィスにガスを浴びせる。

トラヴィスは意識が朦朧とする中、気付くとアレッサの意識に息づく神の種「アレッサの悪夢」と対峙していた。アレッサの中の悪夢を倒すと、これまでに集めた大きな三角錐の完成形、魔除けの効果があるフラウロスが輝きアレッサに光がふりそそぐ。

光の中から産声が聞こえる。

「Normal」

サイレントヒルから生還したトラヴィスはトラックへ戻る。運転席に戻ると、バックミラーに赤ん坊を抱いたアレッサの姿を見つけ、トラヴィスはほほ笑む。トラックの走行距離を0にリセットして走り出す。

その後、メイソン夫妻が赤ん坊を拾う。「シェリル」と名付けたその子を養子に迎え、愛情深く育てるのである。

「サイレントヒル」に続く

「Bad」

気が付いたトラヴィスは拘束されていた。脱出を試みるが体が徐々にクリーチャーと化し、やがてあの残虐なブッチャーと成り果てる。

ヘレンが彼の中に見つけたという、”悪魔”に取り込まれてしまうのだった。

医学書

劇場で見つける医学書には、虐待を受けた子どもはそのトラウマが脳に影響を及ぼし、本来のものとは別の人格を生み出すケースがある。片方の人格が怒りを溜め込み、自分を虐待する人物を模倣することで凶暴な人格となってしまう傾向があることが書かれている。

精神を病んだ母から虐待を受けてきたトラヴィスはもう一つの凶暴な人格を作り上げた。トラヴィスの中に眠るこの人格がブッチャーである。のかもしれない。

「UFO」

トラヴィスの前に突如現れたUFOから、宇宙人と犬が降りてくる。宇宙人はトラヴィスを自分の星に誘うが、トラヴィスはトラックを置いていくことができない。宇宙人は自分の星にもトラックはあるからと、トラヴィスを同行させようとする。トラックがあると知り、UFOを操縦してもいいかと聞きながら喜んでついていくのであった。

キャラクター

トラヴィス・グレイディ

20代のトラック運転手。

アレッサと出会い、サイレントヒルに訪れたことで過去のトラウマと向き合う。鏡を使って表と裏の世界を行き来できる。

モーテルの503号室の写真集や劇場のメモ、シャベルを選択した際の不穏な説明文からトラヴィスが過去に連続殺人を犯している可能性が暗示されている。トラヴィスの心の奥には凶暴性と残虐性を秘めている可能性が示唆されている。

アレッサ・ギレスピー

今作と「サイレントヒル」「サイレントヒル3」のキーパーソン。

生まれつき超常的な能力がある。クラスメイトからは虐めを受け、母親からは虐待を受ける日々を送っていた少女。

母ダリアが行った儀式で胎内に”神”を宿す。その際に発生した火事により全身に重度の火傷を負うが、神が宿っているため死ぬことができない。ダリアにより神を早産させられそうになるが、トラヴィスの助けによりそれを阻止。自身の魂の半分を遠くへ逃がし、母体としての機能を失ったことで神の成長を止めた。半身は赤ん坊として具現化、メイソン夫妻に養子として迎えられた。

ダリア・ギレスピー

今作と「サイレントヒル」の黒幕。

町に古くから伝わる宗教を強く信仰、娘のアレッサよりも神の復活に対する執着が上回っている。

マイケル・カウフマン

「サイレントヒル」にも登場する、教団と裏で繋がりがあるアルケミラ病院に勤める医師。

教団から特殊な麻薬の原料「ホワイトクロジェア」を供給してもらい、麻薬を精製し密売することで不当な利益を得ていた。密売ルートを守るため、信仰心は持ち合わせていないがアレッサの魔力が利用できるため、ダリアに協力している。

教団が自分に害を成すことになった場合に備え、魔力を打ち消す効果がある「アグラオフォティス」を常備。

リサ・ガーランド

「サイレントヒル」「サイレントヒル3」にも登場する、アルケミラ病院に勤める看護師。

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