SILEN:New Translation(NT)は1作目のリメイク版。追加要素や変更点あり。主人公が日本人から外国人へ変更もされており、1作目を元に作られたフィクション的な位置づけ。
実家を離れていた時に実家からありがたい支給品とともになぜか送られてきたこの「SILEN」。当時周りにホラーゲームをやってくれる人がいなかったので、自分でやるしかなかったのであります。
ざくっとあらすじ
【東京のインターナショナルハイスクールに通うハワード・ライトは夏休みに暇を持て余していた。その時届いた謎のメッセージに興味を持ち、羽生蛇村に訪れる。】
発売時期・対応機種
「SIREN」
2003年11月6日、ソニーコンピュータエンタテインメントよりPlay Station2用に発売。
↓他・対応機種
・Play Station3
・PS2/アーカイブス
「SIREN2」
2006年2月9日、ソニーコンピュータエンタテインメントよりPlay Station2用に発売。
「SILEN:New Translation」
2008年7月13日、ソニーコンピュータエンタテインメントよりPlay Station3用に発売。
ざくっとシステム
・攻撃
□ボタンかR1で攻撃。
銃はL1で構え、右スティックで照準移動。構えながらの移動が可能。
敵をダッシュ攻撃で転倒させて追い打ちをかけたり、特定条件で敵を一撃で倒す「フェイタルムーブ」が追加。
・アクション
転倒から起き上がる、扉を押さえる、敵に捕まれた時に振りほどくなどのアクションはコントローラーを振る。
・持久力
持久力の概念がなくなり、バテることがない。
・武器の所持数
1つだけになった。
武器の切り替えがなくなり、違う武器を拾うと現在持っている武器はその場に置く仕様。
・視界ジャック
一時的に他人の視覚と聴覚を盗用する能力。最大3つまでジャック可能。
操作キャラクターと相手の視界とで画面が横に2分割で表示される。
個人的感想
「息することさえ、恐怖」
ハワードを捜査可能になった瞬間からイカれた警官が銃を撃ちながら向かってくる。ハワードは丸腰だというのに。
銃相手に素手でタイマン張るほどの度胸などありませんので、そこにあった民家へ避難。そして棚らしき家具に入り込み、隠れました。
大変だ。二度と出たくない。
隙間から覗いていると、先ほどの警官がフラフラと歩いてどこかへ行きました。
キャッチコピーの通り、息することさえ!
意味がわからないほど怖いのでもうやめようかと思いましたが、とりあえずゲームオーバーになるまでは頑張ることにしました。
意を決して棚から出て、裏口なのかよくわからないドアから庭のようなところへ飛び出しました。そこにあったシャベルを入手。武器になりそうなものを手にして1ミリほど安心感が上がりました。
安心したのも束の間、いらないタイミングで再び現れる警官。
シャベルで応戦するも、何発殴っても迫ってくる意味のわからなさ。
一方的に撃ち込まれまくる弾。
どこまでも迫ってくる警官。
ハワード死亡。
PS3電源OFF。
5分程度のプレイでトラウマ
怖すぎてテンパりまくって独り言と動悸と手汗が止まりませんでした。
たかだか5~10分程度しかプレイしていません。
何をすればいいのかもさっぱりわかりませんでした。ヒントなどがあったのかもしれませんが怖さが勝りすぎて何も覚えていません。
二度とプレイすることなどないであろうこのゲーム。誰かがプレイしてくれるのなら、遠くから観賞したいです。
難易度
戦ってもこちらが死ぬか屍人は倒しても蘇るので、基本は上手く逃げ隠れしながら視界ジャックを巧みに駆使。音や明かりで位置がバレたりするのでその辺も考慮しながら進まなきゃいけないようです。精神が削られる仕様ですね。
NTの前にオリジナル版の初代「SILEN」と2作目「SILEN2」が発売されていますが、初代と2作目では舞台となる場所や登場人物が異なるそうです。
難易度が高く、攻略本や攻略サイトなどに頼らず自力でクリアするのは相当難しいんだとか。
もっとも難易度が高いのは初代。2作目になると初代よりはできることも増え、少しばかり操作をしやすくなったようです。
〆る
映画「エイリアン」に登場するアンドロイド、”アッシュ”くらいのトラウマになりました。
私が幼稚園だか小学生だかの頃、アンドロイドがなんなのかわかっていなかったおかげで首がもげてるのに液体流しながら喋るのが怖すぎてよく夢に出てきては泣いていました。
バイオハザードともサイレントヒルとも違う恐怖でした。数々のホラーゲームを遊んできたプレイヤーですら、怖くて断念したという方も中にはいるようです。
ガンガンに精神を削ってくるこの作品。クリア以前にプレイできるという鋼のメンタルをお持ちのプレイヤー様。心底尊敬します。