人気があればあるほどズルズル続いていくジャンプ方式を見事に打ち破り、きちんと完結した盛りに盛り上がった漫画。
小学校で使う習字セット購入用のチラシにも、鬼滅の刃デザインがありましたよ。選んだ子はいるのでしょうか…6年生まで使うのに。
ざくっとあらすじ
【時は大正。炭治郎（タンジロウ）が炭を売るために町へ降り、家に戻ると家族が鬼に襲われ帰らぬ人となっていた。
唯一生き残った妹のネズコだが、鬼と化し炭治郎に襲いかかる。
富岡義勇（トミオカ ギユウ）により救われたが、富岡はネズコを狩ろうとする。しかし、炭治郎とネズコの間に絆が残っていることに気が付いた富岡は、炭治郎に鱗滝左近次（ウロコダキ サコンジ）の元へ行くよう勧める。
炭治郎は鬼を追い、ネズコを人間に戻す方法を探すために鱗滝の元で修行に身を費やし、2年後に選抜試験を経て「鬼殺隊」に入隊する。】
連載時期・放送期間
作者：吾峠呼世晴
2016年2月15日～2020年5月18日、週刊少年ジャンプにて連載。全23巻。
ポチップ
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アニメ
2019年4月6日～9月28日「竈門炭治郎 立志編」全26話。
2021年10月10日～11月28日「無限列車編」全7話。
2021年12月5日～2022年2月13日「遊郭編」全11話。
2023年4月9日～6月18日「刀鍛冶の里編」全11話。
2024年5月12日～6月30日「柱稽古編」全8話。
個人的感想
観たらハマる
最高潮に流行っている時は全く興味がなかったのに。アプリで数話読んだけど、やっぱりハマらなかったのに。
アニメ化され、その時すでに遊郭編まで進んでいたのですがアニメを観たのです。急にハマりました。
アニメは途中でしたが漫画は完結しています。もう最後まで一気に観たい読みたい病が始まるわけです。レンタルでお世話になりまくっていた某ツタヤが悲しいことに閉店してしまったので、もうレンタルができない。
買ってやったさ。電子書籍を得意のクーポンを使って全巻。服やアクセサリーやなんやは我慢できるのに、漫画やゲームになると我慢ができないのはなんなんでしょうか。
入りやすい
すごく難しい話でもなく、サクサク読める（観れる）ので入りやすい。子どもの間で大ブームになるのも頷けます。
鬼殺隊の人々や鬼のエピソードも丁寧に描かれる。鬼は元々人間だったわけですが、人間だった頃のエピソードなんかを見せられたら恨むに恨みきれないし、なんとも複雑な感情を抱かせてくれます。
ほら、猗窩座（アカザ）の人間だった頃のエピソードなんか見せられたらさ、なんとも言えない気持ちになっちゃいました。
ありきたりといえばありきたりなのかもしれませんが、キャラクターそれぞれ魅力があるし感情移入してしまうからこんな気持ちになるのでしょう。
煉獄杏寿郎
圧倒的煉獄（レンゴク）さん。煉獄だけ「さん」付けで呼びたくなる不思議なキャラクター。
急に登場して感情移入する暇あったかなくらいのたった数話で泣かせてくるキャラクターです。今までそんなキャラクターいた！？…いただろうね！いただろうけど、すごい泣いた。
アニメや漫画をみるまでは、煉獄さんの登場話数がこんなに少ないとは知りませんでした。無限列車編が上映され、煉獄さんの存在だけは知っていましたが、もっと深く関わっていて長く行動を共にしてたようなキャラクターだと思っていました。
初登場だって、炭治郎が柱9人との対面時。柱の1人である煉獄さんもそこにいたわけだが、炭治郎の話を聞かないしみんな理不尽なことしか言わないという印象的にも良くはない初登場だったと思うのに。
たったの数話でですよ。
キャラクター
上記にも書きましたが、鬼を含め魅力的なキャラクターが多い。最低でも1人は推しができると思います。
しかし思いのほか意外なキャラクターが退場させられたりするのでハマりすぎるとショックが大きいです。
テンポ
テンポはそこそこいいかと思います。クソほど長引く戦闘があるでもなく、ちょうどよい長さで展開されていってる。
あと一歩のところで炭治郎が姜カイのごとく呼吸が切れたり動けないとかなったり吐血しちゃったりなんかはしたっけ、しまくるからすごくもどかしくもなりますけども。
終盤からラスト
ラストに満足できていない方も多いようです。個人的には「受け継いでいく」という意味では、これはこれでいいんじゃないかなと思っています。けど、終盤はワーッてやってガーッと終わらせた感は否めないかもしれない。もう少し炭治郎達のその後も見たかったです。
突然時代が変わっちゃうから「？」ってなってしまうのかもしれません。
たくさんお亡くなりになられましたからね。お亡くなりになられたキャラクターへの救済なのかなと。
そのために時代を飛ばしたのかな。
アニメ
作画が神。
バトルのかっこいいことかっこいいこと。
霹靂一閃かっこよすぎた。普段うるさいだけなのに、うるささでいえば伊之助もうるさいですけど。
アニメで観ると動きがついて、作画が良いからよりかっこいい。
漫画と違うなんてことはなく、漫画通りの展開をしていっているので安心して観ることができます。声優さんもみんな演技が上手ですし、漫画を読破していてもアニメはアニメでまた新鮮味があると思います。
声優さんといえばですね、「刀鍛冶の里編」で登場する上弦の鬼、半天狗の分身：憎拍天（ゾウハクテン）の役を山寺宏一さんが担当。本編を観て声を聞いても気付かなかった人が続出です。声の使い分けがすごすぎる。
〆る
勢いで漫画全巻買いしましたが、悔いなしです。きっと時間が経ったらまた読む類の作品に入りました。
アニメも作画が良く、観ていて飽きません。アニメの完結までに時間はかかるでしょうが、楽しみに待ちつつ観賞したいですね。
そんなこんなで個人的には好きな作品です。
