連載当時、単行本も集めていたのに打ち切りになりました。『プリンセスハオ』っていう締まらないまま打ち切られて…あんまりです。あまりのショックに数秒ビタ止まりして漫画も全巻売ってしまいました。
ざくっとあらすじ
【500年に1度開催される「シャーマンファイト」。
全知全能の力を持つ「シャーマンキング」になるべく各地から集まってきた様々なシャーマン達の戦いが繰り広げられる。】
連載時期・放送期間
・漫画
作者:武井宏之
1998年~2017年、週刊少年ジャンプにて連載。全32巻。完全版、27巻。
2018年~、講談社マガジンエッジにて連載。KC完結版、全35巻。
・アニメ
2001年7月4日~2002年9月25日。全64話
2021年4月1日~2022年4月21日。全52話。
個人的感想
設定とキャラクター
ゆるい主人公、装備が位牌、そして持霊という名のパートナー。新しい。
設定、絵、全部が好みでした。チビ化する前の中盤くらいの絵が1番好きでした。
ここまでゆるくおっとりした主人公、当時はちょっと珍しかったと思います。「楽に生きるため」にシャーマンファイトに参加する葉くん。そんな葉くんの許嫁は狂暴で鬼みたいな女の子。すごいバランスです。
愛、友情、絆、などなどありがちではありますが詰め込まれており、すべりがちだけど時々面白いギャグも一生懸命ぶち込んできます。
そもそもこの作品のテーマが愛とか想いだと思うのです。なので、戦いはしますが勝ち続ける描写も修行もそんなに深く描かれないし、こいつを倒せばおしまいっていう話でもない。ので、ジャンプっぽくはないですね。
リアルタイムで読んでいましたが、時を経て完結版が販売されました。どうしても最後まで読みたかったのでネットで購入しました。1度読んだ話もありますが、かなり時間があいているので新鮮な気持ちで読めるのと同時に懐かしい気持ちにもなりました。
未完で突然打ち切られてかなりショックだったので、無事完結まで読み切ることができて大満足です。
完全版・KC完結版
打ち切りにはなりましたが、その後完全版とKC完結版が発売されました。
集英社通常版は当時発売されていた途中で終わってしまう作品。
集英社完全版は加筆修正も行われ、ラストまで描き切られた作品。
KC(講談社)完結版は講談社に移籍、通常の単行本サイズで発売。
無事完結したあと、ネットでおおまかに見てきてそれなりに結末はわかりました。それでいてホロホロの話が泣けるというのでもっと気になりました。
内容がわかったうえでも読みたいのでKC完結版を買いました。楽天でちょうどクレジットカード分割払い手数料実質無料キャンペーンをやっていたので3回払いで!満足です。
完全版だのリミックス版だのやたらと発売されていてどれを買えばいいかよくわからなかったので、違いを調べまくって完結版が1番いいよとみんなが(サイトが)親切に教えてくれました。間違いなかったです。もう売りません。
続編・スピンオフ
「シャーマンキング0-ZERO」
ジャンプ改 2011年12月号~
※主要キャラクターの過去を描いた短編集。
「シャーマンキングFLOWERS」
ジャンプ改 2012年5月号~
※本編の続編
「SHAMAN KING THE SUPER STAR」
少年マガジンエッジ 2018年6月号~
※FLOWERSの続編
「SHAMAN KING レッドクリムゾン」
少年マガジンエッジ 2018年7月号~ 作画:ジェット草村
※道潤が主人公の外伝
SHAMAN KING FAUST8『永遠のエリザ』」
小説 2018年11月発売
コミカライズ マガジンポケット 2021年7月~
※ファウストVlll世の過去
「SHAMAN KING マルコス」
少年マガジンエッジ 2020年5月号~ 作画:ジェット草村
※X-LOWSが主人公の外伝
「SHAMAN KING &a garden」
なかよし 構成:ジェット草村 作画:鵺澤京
※花組の過去
こんなにも出ている。作画が武井先生ではない作品もありますが、割と絵が似ているので違和感はなかったです。
マガポケでファウストの話と花組の話を読みました。
本編からもファウストの過去が壮絶だったのはわかるのですが、壮絶すぎた。愛する人を蘇らせたい一心で、しかもそうきて…そりゃクマもできます。
花組も3人それぞれが壮絶な過去をお持ちです。本編でも「魔女と呼ばれたあたし達」などと言っていたことからなんとなくの想像はつきましたが、3人の持ち霊がどのようにして持ち霊になったのか、その経緯を知ることもできて楽しめました。
アニメ
昔放送されていたアニメも観ていましたが、2021年に再アニメ化され完結した方のアニメも観てきました。
当時と声優さんが変わったキャラクターもいましたが、そこまでの違和感はありませんでした。けど昔も今も、リゼルグだけは個人的になんか違う感がすごいです。
作画は良くも悪くも普通。一部端折られている部分もありますが、最後まで楽しく観ることができたので概ね満足です。なんせちゃんと完結しますしね。ただ、みんな大人になったあとも声優さんがそのままで、子どもの時の声と同じだったのだけは残念でした。
〆る
完結することなく一度は終わってしまった漫画ですが、時を経て完結まで読み切ることができて大満足。
さらにはスピンオフ作品や続編もどんどんと販売され、シャーマンキングはやっぱり人気あるんだよ。と、思っています。