これもあつくリメイク希望。
ざくっとあらすじ
【1000年前の「魔大戦」後、世界から魔法が消えた。
人々は機械文明を持って世界を復興させていったが、幻獣とその血を引くティナを拾った帝国のガストラ皇帝が世界征服を目論む。
帝国に操られ記憶喪失となったティナだが、自称トレジャーハンターのロックに助けられフィガロ城で介抱される。
ロックと、フィガロの国王エドガーとその弟マッシュと共に帝国に挑む。】
発売時期・対応機種
1994年4月2日、スクウェア(現スクウェア・エニックス)よりスーパーファミコン用に発売。
↓他・対応機種
・Play station
・ゲームボーイアドバンス(GBA)
・Wii
・Play station3
・Play station Portable(PSP)
・PS Vita
・Wii U
・Android
・iOS
・Windows
・Newニンテンドー3DS
ゲームボーイアドバンス版は中古でもなかなかお値段が張るようです。
ざくっとシステム
・戦闘
コマンド選択型のアクティブタイムバトル。
ウェイトゲージが満タンの状態であれば他のキャラクターにコマンド選択の順番をまわすことが可能。
「サイドアタック/挟み撃ち」
サイドアタックは敵を挟んだ状態で戦闘開始。挟み撃ちは敵に挟まれた状態で戦闘が開始。
挟まれた側は背を向けた状態となり、受けるダメージが1.5倍となる。
・超必殺技
キャラクターが透明や分身状態ではなく、HPが残り僅かのときに「たたかう」コマンドを選択すると1/16の確率で防御力・魔法防御力を無視したダメージを与えられる超必殺技が発動。ただし、ストラゴスとリルムはダメージ技ではなく、ボスには通用しないが一撃で敵を倒せる攻撃を発動。「たたかう」コマンドがないガウと、コマンド入力不可能状態のウーマロには超必殺技がない。
・アクセサリ
装備と別枠で最大2個装備可能。
ステータス値上昇、特殊能力の付加などの効果がある。
・魔石
魔石を装備して戦闘を繰り返し、魔法を習得する。ティナとセリスは初期に魔法の使用が可能。
魔石を装備すると各キャラクターは戦闘中に1度だけ、MPを消費して幻獣を召喚できる。
個人的感想
全部が魅力的
システム、ストーリー、キャラクターどれも魅力的。個人的にぜひリメイクしてほしいレベルで好きです。
キャラクターが多いので誰をパーティーに組み込むか悩みます。
それぞれジョブが違うため、装備できる武器の種類が異なる。特殊なコマンドがあったりもするし、得意とすることが違うので色々なパーティーを楽しめます。
主人公は基本的にはティナなのですが、FF6は全員主人公なのです。ゲーム進行で様々なキャラクターを操作します。みんななにかしらの重い感情を持っていて、これらがどのように消化されていくのかも楽しめる要因かと。
中でも個人的に推しなのがセリスです。
ロックの前では乙女、戦う美人。たまらない。
世界崩壊後のセリスとシドのイベントが、内容は重いのになんだかシュール。
セリスがシドに魚を運び続けるのですが、調理せず「おじいちゃん、魚よ。食べて。」と、そのまま丸ごと与えるのです。
魚はセリス(プレイヤー)が捕まえてくるのですが、選んだ魚によって結果が変わります。
切ないイベントになるか、なんだかおかしいイベントになるか。
それとシャドウ。
魔大陸でとんだトラップに引っ掛かりました。どうやってもそうなるのかと思っていたのですが、必ずしもそうはならないことを後で知りました。なんて仕様なんでしょう。
今作の「シド」はガストラ帝国の科学者。セリスを人造魔導士に育て上げた、セリスにとっておじいちゃん的存在…ではあるがなんと実年齢46歳。
マッシュの必殺技
マッシュの必殺技をコマンド入力で発動させるのですが、当時の我が家のスーファミのコントローラーがだいぶ壊れかけていたがために「爆裂拳」が5回中1回の確率、「鳳凰の舞」が発動するのはもはや奇跡となっていました。
コマンド選択や移動など普通にゲームするための操作に問題はなかったので、そんなもんなのかなと思い込むことにしました。だって必殺技だけ発動しないとか意味がわかりませんからね。
おかげさまで私のマッシュは全くやる気のない男でしたが、それでもしつこくパーティーに入れていました。意地でも必殺技を使いたかったのです。
しかしマッシュのターンになり、爆裂拳を繰り出すためにマッシュが1歩前へ出たはいいが!何もしないでサッと定位置に戻るのです。
いよいよコントローラーが完璧に壊れるんじゃないかくらい毎回全力でコマンド入力をしましたが、私の努力にマッシュはたいして応えてくれませんでした。
…それから数年経ってPSPを入手、FF6を購入しプレイしましたらマッシュの必殺技が100%発動するようになりました。奇跡のレベルだった鳳凰の舞も使い放題です。
コントローラーが壊れかけてさえいなければ、必殺技の入力は至極簡単だということを知りました。
やり込み要素
低レベルクリアやゲームスタートからエンディングまでのタイムアタック。アイテムコンプリートやガウの暴れるコンプリートなど、やり込み要素も満載。
さらには時間が経つとまた遊びたくなる不思議。
〆る
14人いるキャラクター全員、それぞれ個性が立っていて魅力的。キャラクターが多い作品でも、全員良いと思える作品は少ないと思うのです。
コマンドを選ぶだけの戦闘ですが、キャラクターごとに特殊な技を持っているなど戦略の幅も広いので、とりあえず全員使ってみたくなるでしょう。
ドット絵の古い作品ではありますが、プレイできる機種も増えました。
やり込み要素もあってストーリーも良し、キャラクターの個性が溢れたボリューム満載な素晴らしいゲームです。