「逆転裁判」を生み出した巧舟氏の作品。
ざくっとあらすじ
【気付くとそこには見知らぬ女と、女を狙う殺し屋。
しかし「私」は一足先に死んでいるから、どうすることもできない。
見知らぬ女は殺されてしまった。
「私」の目の前に現れた電気スタンドの「クネリ」。
「クネリ」は「私」が特別な存在であり、「死者のチカラ」を持つと言う。
「死者のチカラ」を使い、殺されてしまった女の運命を逆転させることに成功した。
「死者のタマシイは夜明けとともに消滅する」と「クネリ」は言う。
「私」は誰でなぜ殺されたのか、残された僅かな時間で自分を取り巻く全ての謎を解明するための旅に出る。】
発売時期・対応機種
2010年6月19日、カプコンよりニンテンドーDS用に発売。
↓他・対応機種
・iOS
・Nintendo Switch
・Play Station4
・Xbox One
・Steam
ざくっとシステム
・トリツク
「コア」を持つ部隊に憑りつく。
・アヤツル
憑りついた物体を動かす。
・過去にモドル
死んですぐの亡骸に憑りつき、死の4分前に戻る。
・デンワ線
電話に憑りつき、入手した「番号」先へ電話線を通じて移動可能。
過去に戻っている間は通話中にしか移動できない。
個人的感想
謎が解けた時の爽快感
「トリツク」と「アヤツル」を駆使。
とっさの判断を求められることもあるので焦ったりもしましたが、そのリアルタイムな感じがより臨場感があって良いです。
パズル的な謎解きで、失敗しながらクリアしていくのが基本です。
なかなか解けずに何回も何回も同じところをやり直していると嫌気がさしてくることもあったりなかったり。でも詰まりまくってやっと解けた時の爽快感はたまりません。
進行するほど難易度が上がり苦戦もしましたが、頭を柔らかくさえできればそのうちに解けます。
ポップで個性的
人が死んだり、既に死んでいたり。運命を更新することができず、更に悲惨な死に方をさせてしまうことがありましたが全くグロくはありません。
全体的にポップな世界観とキャラクターに、ユーモア溢れる言い回しや表現が用いられているので暗い雰囲気は皆無。ものすごくコメディです。
キャラクターの動きが滑らかで、それぞれ個性的過ぎるので見ていて飽きないです。
細かいところにまでこだわった動きがたまりませんよ。特にカバネラ警部。いちいち素敵な暑苦しさが魅力です。
伏線回収
誰が予想しただろうか、このオチ。私が考えなさすぎなのかもしれませんが、予想外でした。
もう1周してみると案外伏線が張られていたりすることに気付きました。
〆る
DSならではの操作方法で、よくできた作品です。iOSでも同感覚で遊べるのが嬉しい。